ポリカーボネートとビスフェノールA
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ビスフェノールA
安全性について
【資料】ビスフェノールAの安全性試験結果のまとめ
試験項目 | 試験結果 | 出典 |
女性ホルモン様作用 | ビスフェノールAはin vitro(試験管内)試験及びin vivo(生体内)試験で弱い女性ホルモン様作用があると報告されている。その作用の強さはヒトの女性ホルモンであるエストラジオールの1万分の1以下である。 | 1 2 |
生殖毒性 | ラットあるいはマウスを用いて、1世代、2世代、3世代の生殖毒性試験が経口投与で行われている。 これらの試験から無作用量は50mg/kg/日と求められた。 |
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発がん性 | ラットとマウスを用いた経口投与での試験が行われている。 いずれの試験でも発がん性は認められなかった。 |
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慢性毒性 | ラットとマウスを用いた経口投与での試験が行われている。 ラットでの試験で50mg/kg/日以上でわずかに体重増加量が低下した。他に影響はなかった。 無作用量は50mg/kg/日に近いと考えられる。 |
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吸収・代謝・排泄 | ヒトでの試験から次のことが確認されている。 体内に吸収されたビスフェノールAは肝臓で代謝されて(グルクロン酸と結合し)、水溶性が高くなり、速やかに尿中に排泄される。血中の半減期は約6時間である。 |
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1) A.V.Krishnan,et.al.,Endocrinology,132(6), 2278-2286(1993)
2) S.R.Milligen,et.al.,Environ,Health Perspect. 106,23-26(1998)
3) Environ Health Perspect.105(Sup.1)273-274(1995)
4) BUA Report 203,Bishenol A p75-85(December 1995)
5) R.W.Tyl, et. al.,Toxicological Sciences 68,121-146 (2002)
6) TR-215 Carcinogenisis Bioassay of Bisphenol A(1982)
7) Voelkel, W.,et. al.,Chemical Research in Toxicology. 15(10):1281-1287.(2002)