ポリカーボネートとビスフェノールA
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ビスフェノールA
ビスフェノールAについて
ビスフェノールAとは
ビスフェノールAは、1891年にDianinによって初めて知られ、1905年にドイツのZinkeにより、アセトンとフェノールから初めて合成されました。
1923年にドイツで樹脂のコーティング用途のために生産が開始され、1945年頃エポキシ樹脂、1950年代にはポリカーボネート樹脂が開発され、それに伴いビスフェノールAの大量生産が始まりました。
2004年、世界中で約320万トン/年、国内では約59万トン/年のビスフェノールAが生産されています。
物理的、化学的性質
沸 点 | 250〜252℃(1.7kPa) |
融 点 | 52〜155℃ |
比 重 | 1.2 |
蒸気圧 | 5×10-6 Pa (20℃) 87 Pa(190℃) |
引火点 | d207℃(開放式) |
発火点 | 600℃ |
溶解性 | 水に難溶 120mg/L(25℃) アルコール、エーテル、アセトンなどの有機溶媒に可溶 |
外 観 | 白色固体 |
【出典】
製造法
ビスフェノールAは、酸性触媒の存在下でフェノールとアセトンとの縮合反応により製造されます。